「本質を、かたちにする。」|株式会社キングプロテア CDO・佐藤桂太
デザインとは、何かを「きれいにする」行為ではない。 本質を捉え、言語化し、再構築する——その一連のプロセスそのものだ。
株式会社キングプロテアの最高デザイン責任者(CDO)を務める佐藤桂太は、そう定義する。 2004年生まれ、21歳。まだ大学生でありながら、企業のデザイン戦略の頂点に立つ。
茨城から東京へ。12年間のサッカーが育てたもの。

茨城県で生まれ育った佐藤は、小学校入学と同時にサッカーを始め、高校卒業まで12年間ボールを蹴り続けた。
チームスポーツの世界で彼が学んだのは、技術だけではない。 勝つために「何が本質か」を問い続けること。個ではなくチームとして機能するための、自分の役割の定義。そして、逆境の中でも折れない粘り強さ。
それらはいま、デザインという別のフィールドで、確かに生きている。
2023年、普通科高校を卒業した佐藤は東京工科大学デザイン学部へ進学。ここで初めて、長年抱いてきた「表現」への衝動に、正式な名前がついた。
グラフィックデザインという「思考の言語」
大学でのフィールドは広い。ポスター、フライヤー、VIデザイン、ブックデザイン——ビジュアル表現の多様な領域に横断的に取り組みながら、佐藤が一貫して問い続けているのは「本質とは何か」という問いだ。
見た目を整えることより、その奥にある意味を掴むこと。 掴んだ意味を、視覚の言葉に翻訳すること。 翻訳したものを、受け取り手の文脈で再構築すること。
このプロセスを、彼はデザインの核心と捉えている。
だからこそ、彼のインスピレーションの源は、グラフィックの教科書にとどまらない。音楽のリズムと構造、ファッションが纏う時代の空気、美術展覧会で作品と交わす無言の対話——日常のあらゆる場所に感度を向け、自分の価値観を絶えず更新し続ける。
「インスピレーションを意識的に取りにいく」という姿勢は、彼の制作スタンスそのものを象徴している。
キングプロテアのデザイン戦略を、若き才能が担う

株式会社キングプロテアは、北海道札幌を拠点とするデジタルマーケティング支援会社だ。SNS運用、店舗集客支援、採用動画制作、ブランディング——企業の「見せ方」と「伝え方」を総合的に支援するこの会社において、デザインの責任は極めて重い。
その最高デザイン責任者に、佐藤桂太は選ばれた。
年齢は、関係ない。問われるのは、思想と実行力だ。キングプロテアが体現しようとしているのは、まさにそういう組織のあり方でもある。
大学で培った視点と、実務の最前線で磨かれる判断力。その両軸を持つCDOとして、佐藤はキングプロテアのビジュアル戦略全体を牽引していく。
「ファンを持つデザイナー」を目指して
彼の目標は、明快だ。
個人としては、「成長し続けること」。昨日の自分を更新し続けることが、唯一の羅針盤だという。
そしてデザイナーとしての目標は——「自分の思想や表現に共感し、応援してくれるファンを持つ存在になること」。
これは単なる有名になりたいという話ではない。デザインという行為を通じて、自分の世界観に賛同してくれる人との関係を築きたいという、クリエイターとしての本質的な欲求だ。技術を売るのではなく、思想で人を動かす。そのレベルを目指している。
21歳のCDOは、まだ途中だ。 でも、その目線の先にあるものは、すでに遠い。
佐藤 桂太 / Keita Sato 株式会社キングプロテア 最高デザイン責任者(CDO) 2004年生まれ、茨城県出身。東京工科大学デザイン学部在籍。